北千住の「千住ほんちょう商店街」に創業40年以上を誇る洋食屋キッチンフライパンがあります。
お店は会津出身のご夫婦が営んでいて、本場の会津ソースカツ丼は東京都内ではここだけでしか食べられないのだとか。
他にも魅力的なメニューの数々があるため、今回は「キッチンフライパン」を紹介していきます!
キッチンフライパンは積み重ねてきた歴史が漂っている店内
瓦屋根に木枠の引き戸。
外観から趣を感じさせる雰囲気が漂っています。
入口の横には何気なく置かれている岡持ちが、町の洋食屋さんを演出してくれていますね。
木彫りの看板に柔らかな文体。
飾らないけれども、遊び心を感じさせる粋な看板です。
店内は入口側にカウンター席が8つ。
奥にはテーブル席も用意されている奥行きがあり、こぢんまりとしたお店。
カウンター前が調理場になっていています。
そのため、ご夫婦が阿吽の呼吸で料理を仕上げているのを、特等席で見学できますよ。
距離感が近く感じるため、アットホームな居心地です。
使い古された味のあるカウンターも渋くて良い。
ジュワジュワと揚げ物をする音と漂ってくる油の匂いで胃袋はロックオンされます。
目移りしてしまうメニュー量でワクワクする
洋食屋さんらしい品揃え。
揚げ物からカレーやハンバーグに至るまで定番メニューが揃っています。
黒線で消されていますが、馬刺し定食も気になる逸品ですね。
キッチンフライパンの名物でもある会津ソースカツ丼は、ボリューム感のある見た目です。
食いしん坊にはたまらないでしょう!腹を空かせて行くのが良いかもしれません。
素朴な味わいが優しい気持ちにされてくれる
今回はお店の名物ではなく、ポークカツを注文しました。
あえて人気商品を外して、他の味を楽しみたいという通を気取ってみたのです。
バランス感覚のあるセット内容ではないでしょうか。
メインのカツが存在感を出し、香物が彩りを添えてくれる。
そして、地味に嬉しいのがマカロニの存在。
まずは心を落ち着けるために味噌汁を。
具材には、溶き卵と小さな豆腐に千切りされたニンジン。
醬油をベースとした甘い味付けです。どこか懐かしい田舎汁を彷彿とさせますね。
口当たりがふわふわで優しい溶き卵が良い仕事しています!
汁をすすったときの喉ごしが、小気味良い食感を与えてくれました。
マヨネーズの甘味が際立った仕上がり。
濃い目の味付けのため、ご飯にも、箸休めにもなる優れた脇役ですね。
食べる前から漂っている旨さのオーラが眩しい。
外はカリカリで中は、ジューシーで美味しいことが約束されたポークカツです。
肉そのものの甘みが引き出されており、噛むたびに豊かな味わいが口に広がる。
肉質も良く、適度な弾力と脂身がご飯を加速させますね。
これは、罪深いですな。
しっかり漬け込まれているからでしょうか。
味付けはかなり濃い目。そのため、ご飯のお供に十分なりますね。
キッチンフライパンの個人的な感想
こぢんまりとしているため、1人で入っても寂しさを感じないほどの距離感です。
キッチンフライパンの味付けは全体的に甘めの味付けになっています。
そのため、そこはかとなく、家庭的な素朴さもあると印象でした。
他のメニューも侮れないくらい旨いです。
★お店の情報
住所:〒120-0034 東京都足立区千住1丁目23−18
営業時間:
[月~金]
12:00~13:30
18:00~20:00
[土・祝]
18:00~20:00
定休日:日曜日